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伊豆の国地区の新規就農希望者支援

新規就農を支援します
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新規就農に関する
Q&A




新規就農を支援します

静岡県が事業主体となっている「がんばる新農業人支援事業」と連携して、他事業から農業を志す青年等の新規就農希望者を毎年受け入れしています。



「がんばる新農業人支援事業」を通じて、ふじ伊豆伊豆の国地区管内の先進的な農業経営を行う研修受入農家の下で1年間の実践研修を行い、栽培技術や農業経営を学びます。
研修後は、研修受入農家や先輩農業者からアドバイスを得られる環境として研修受入地域に就農することを前提に、農業経営者を目指します。



支援体制研修受入農家・県・市・JAが連携し、新規就農希望者に1年間の実践研修や就農準備などの総合的な支援を行い、地域の担い手として育成します。
研修作物イチゴ、ミニトマト(※栽培地域は伊豆の国市になります。)
研修受入農家イチゴ:4人、ミニトマト:3人

就農を希望する方

農業を取り巻く環境は厳しく、新たに就農・参入するためにはさまざまな問題があります。自立就農をするには研修期間中や経営が安定するまでの生活資金など、ある程度の自己資金が必要になります。また、農業技術の習得に加え、本人の努力・熱意、体力、地域住民との協調が求められます。





がんばる新農業人支援事業

がんばる新農業人支援事業の詳細は下記ホームページをご覧ください

「がんばる新農業人支援事業」

(社)静岡県農業振興公社 電話:054-250-8988





新規就農者先輩の声

岩渕徹也さん

就農して9作目になります。ここ2~3年でやっと栽培に慣れ、安定した収量で自分が目指すミニトマトを育てられるようになりました。生き物を育てているので、会社員のように定期的な休みがとれないのは大変ですが、夏にまとまった休みを取って余暇を楽しんでいます。近年、ハウスの自動換気やスマホで生育環境を確認して遠隔操作もできるスマート農業を導入しました。目標とする環境管理ができるようになったと同時に、家族と過ごす時間や趣味の時間が今まで以上とれるようになり、自分のライフスタイルに合った農業を取り入れています。
新規就農で気を付ける点は、収入・支出の計画をしっかりと立て、経営が成り立つかどうかを見極めることが重要です。その他はストレスなく、楽しみながら、やりがいを感じながら大好きなミニトマト栽培に取り組んでいます。


就農年月平成24年12月
就農時年齢就農時31歳
経営規模30アール(就農時20アール)
労働力本人、妻、パート6人
就農前の職業会社員(製造業)

※令和3年1月末時点


就農希望者へのアドバイス

常に探究心をもって栽培していくことが大切です。スマート農業の導入など、自分のライフスタイルに合わせて自分の農業スタイルを確立していくこと、それが長く楽しく農業を続けていくポイントだと思います。当産地にはミニトマトの新規就農者(ニューファーマー)が大勢いて、栽培や経営についてすぐに相談できる先輩や仲間がいます。新規就農は一人ではなかなかうまくいきません。そして、一緒に農業経営を支えてくれる妻や家族は心強い存在です。家族の支えと仲間の存在が就農の成功の秘訣だと思います。




望月浩平さん

農業の良さは、自分で目標を立てて自分で納得のいく仕事の仕方ができることです。その中で、目標よりもたくさん収量がとれた時の喜びは大きく、必死に取り組んだ成果が目に見えるのが魅力です。イチゴ栽培は一年サイクルなので、良かった点や改善点を次作に生かして次の目標を立てます。
就農を機に、妻が一緒に栽培に取り組みサポートしてくれています。パートさんの仕事の段取りなどを妻が組んで支えてくれるので、その分自分はイチゴの生育に力を注ぐことができ、お互いに日々相談しながら進めています。就農して1~2年目はとにかくイチゴは心配で、毎日ハウスへ様子を見に行き休めない状態でした。5作目となった今では、現状の生育状況をしっかりと判断できるようになり、イチゴに張り付いていなければいけないわけではない、時間があればイチゴを見ていたいという思いで、ゆっくりと休みもとれるようになりました。
就農する上で気を付ける点は、生活が成り立つのか事前にしっかりと検証しておくこと。栽培面積から見込める売上げと経費、借入額と返済額、貯金と、現実的に生活が成り立つのか、生活費を含めた資金繰りを正確に知っておくことが就農を成功させるのにとても大切です。


就農年月平成28年9月
就農時年齢就農時35歳
経営規模就農時・現在 28アール
労働力本人、妻、パート5人
就農前の職業会社員(事務経理)

※令和3年1月末時点


就農希望者へのアドバイス

毎年気象条件が異なる中で、思い通りの結果を出すのはとても難しいです。何年経っても向上心を忘れず、粘り強く取り組むことが大切だと思います。





新規就農に関するQ&A

農業を仕事にするにはどのような心構えが必要ですか?

地方の生活習慣や風習を理解し、それになじむことによって周辺から応援されながら自立していくことが農業を継続する秘訣です。


農業を始めるには何歳ぐらいまで可能性がありますか?

専業農家を目指すのであれば、45歳ぐらいまでと思います。


農業の経験がまったく無く知識もありませんが新規就農は可能ですか?

就農する気持ちの強さやある程度の自己資金、家族の理解、健康であれば可能性はあります。1年間の実践経験中にカリキュラムに沿って農業に対する知識の習得をしていただきます。


就農して成功する確率はどれくらいですか?

伊豆の国地区では就農後の継続率はほぼ100%となっています。


家族が反対しています。単身赴任で就農できますか?

単身赴任でも可能ですが、農業経営を行うには多くの場合で家族が大きな力になります。家族を説得してから農業を始めることおすすめします。


自立するまで最短でどれくらいかかりますか?

1年間の実践研修後に就農となりますので、1~2年かかります。


まず、どのような手順で行動すれば効率的かつ効果的ですか?

まずは静岡県東部農林事務所にご相談ください。就農相談を通じて就農までの手順を明確にし、どのような支援があるかを知ることができます。
■静岡県東部農林事務所 生産振興課 【電話】055-920-2158


新規就農に適した作物はありますか?

伊豆の国市では、イチゴとミニトマトの施設栽培です。


農業開始にあたり具体的に何の資金が必要ですか?

①機械や施設導入の資金、②農業経営を展開するための運転資金、③農業収入が安定するための生活資金、④農地を借りるための資金、などが必要となります。


就農地での住居の斡旋はしてもらえますか?

伊豆の国市移住定住支援サイトに情報が掲載されています。相談窓口が用意されていますので、詳細は伊豆の国市ホームページから移住定住サイトをご参照ください。


研修受入農家とはどのような方ですか?

静岡県知事から認定される「農業経営士」等の資格を持ち、栽培技術の水準が高く、経営内容も良く、指導的立場の農業者の方を指します。


農地の斡旋はしてもらえますか?

研修受入農家の方やニューファーマー地域連絡会にて就農地をお探しします。


農地を借りる際の留意事項はありますか?

農地を借りるには「農業経営基盤強化促進法」や「農地法」による法律の適用を受け、農業委員会の許可が必要となります。農業経営基盤強化促進法(利用権設定や農地中間管理機構特例事業)で借りる場合、栽培面積はイチゴ28アール以上、ミニトマト20アール以上となっています。

■伊豆の国市農林課 【電話】055-948-1460


新規就農するには当初どのくらいの自己資金が必要ですか?

研修中の生活資金や、就農後の生活資金および作業用資材等々の資金が必要となり、600~1,000万円程度が推奨されています。


収入が安定するまでの補助制度はありますか?

就農前の研修期間と経営が不安定な就農直後の所得を確保するために給付する「農業次世代人材投資資金(旧成年就農給付金)制度」などがあります。



農林水産省ホームページ「農業次世代人材投資資金」「静岡で農業人になる 制度資金支援ページ」

新規就農者が利用できる資金はどのようなものがありますか?

新規就農者の中には、日本政策金融公庫の「青年等就農資金」がご利用できます。資金の特徴は、1.全期間にわたる無利子貸付け、2.新たに農業経営を開始するために必要な設備資金および運転資金(融資限度額3,700万円、償還期限17年)に幅広くしています。詳しくは、日本政策金融公庫のホームページに掲載されています。

日本政策金融公庫「青年等就農資金」





お問い合わせ先

ご相談は、JAふじ伊豆 伊豆の国地区本部 地区組織課
■JAふじ伊豆 伊豆の国地区本部 地区組織課 【電話】055-949-7113