林産物
清助しいたけ・清助どんこ伊豆市では伝統の原木(げんぼく)栽培により、豊かな自然環境の中で、昔から良質なシイタケが生産されています。原木シイタケは肉厚で味、香りともによく、特に乾シイタケは全国の品評会でも毎回上位入賞を果たすなど、全国的に評価されています。シイタケの人工栽培を、寛保元年、門野原(現在の伊豆市天城湯ヶ島地区)の石渡清助(いしわたせいすけ)が日本で初めて行ったという記録も残っています。安心・信頼の確保のため、石渡清助にちなんで「清助(せいすけ)しいたけ」、傘や大きさなど厳しい基準に合格した最高品質のものに「清助どんこ」のブランド名を冠しています。
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内房たけのこ富士宮地区の内房のたけのこは江戸時代末期に、防災と特産奨励のために伊豆韮山代官所の役人によって導入されました。定期的に伐採され肥料を施した赤土土壌の竹林から、アクの少ない柔らかなたけのこが生産されています。内房地区では、春の訪れとともに、内房たけのこさくらまつりが開催され、同地区の稲瀬川沿いのさくら並木を見ながら、たけのこを買い求める来場者でにぎわいます。しずおか食セレクションの認定農産物です。 |