ワサビ
| ドローン空撮 筏場(いかだば)のわさび田 撮影場所 静岡県伊豆市筏場 (2016年11月16日撮影) 平成30年3月、国連食糧農業機関(FAO)は「静岡水わさびの伝統栽培」を世界農業遺産に認定しました。認定地域は伊豆市、静岡市、下田市、東伊豆町、河津町、松崎町、西伊豆町の3市4町で、筏場のわさび田も認定された世界農業遺産のひとつです。 静岡県棚田等十選にも選定されています。 撮影は秋に行われました。周りの山々の紅葉と緑のわさび田の美しいコントラストをお楽しみください。
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伝統の「畳石(たたみいし)式」栽培
伊豆地区のワサビは、清澄な水と豊かな自然環境の中で、「畳石(たたみいし)式」ワサビ田による栽培方法で生産され、1年を通して栽培・収穫されています。
「畳石(たたみいし)式」のワサビ田は、明治25年ごろに現在の伊豆市で開発されました。地盤を深く掘り下げ、大きな石から小さな石の順に敷き詰めていき、表面に砂をのせる方法で作られているワサビ田です。これにより、ワサビの根には常に新鮮な水が田面に均一に流れます。この「畳石式」は「伊豆式」とも呼ばれています。
伊豆市(旧中伊豆町)の筏場地区では、静岡県棚田等10選に選ばれた美しいワサビ田の景観が一面に広がっています。ワサビはアブラナ科(菜の花)の仲間で、日本原産の植物と考えられています。ワサビは主に1月~3月に清楚な白い花を咲かせ、地元では三杯酢漬けや天ぷらなどで食されています。蕾の状態で収穫し、東京や大阪などの市場に出荷もしています。
生ワサビのおろし方・保存方法ワサビは茎に近い部分ほど組織が新しいため風味(甘み)があります。茎を包丁で切り離し、そこから皮ごとすりおろしていきます。また、ツーンとした辛みはワサビの細胞が破壊されたときにできるので、細かいおろし板を使い、円を描くように優しくすりおろすと辛さが増します。
ワサビは生ものですので、お早めにお召し上がりください。保存する場合には、表面の水分を拭き取り、乾いたキッチンペーパーなどで包んだ上、ポリ袋などで密封して冷蔵庫に閉まってください。一度に使いきれる分だけ小分けに包むと便利です。上手に保存すると1カ月近くもちます。
ポイントすり残しはすぐに冷蔵庫に。購入後は保冷してお持ち帰りください。 |
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| ワサビの栄養ワサビのさわやかな緑と辛みは、食に彩りを添え、食欲を増進させるだけでなく、生魚の臭みを消し、その強い殺菌力で食中毒を防ぐ働きが認められています。
清流で育った良質なワサビは、辛みがほどほどな上、香りが良いのが特徴です。量を食べるものではありませんが、タンパク質やミネラル、食物繊維など意外なほど栄養価が高い食材です。
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