イモ・根菜
三島馬鈴薯標高50m以上で栽培される三島函南地区のブランド野菜「箱根西麓三島野菜」の代表格であるメークイン。三島馬鈴薯の歴史は古く、昭和20年代から栽培されています。表面を傷つけないよう丁寧に収穫した後、2週間程度、風乾貯蔵し、熟成させるとともにしっとりとした甘味を引き出します。保存性も高まります。さらに人の目による選果を行い、傷みなどがないかチェックし規格を選別します。ご当地グルメで有名な「三島コロッケ」の原料でもあり、箱根西麓三島野菜に認定されています。
|
三島甘藷箱根西麓の肥沃な土壌と冷涼な気候を活かして生産された甘藷は、形状と食味が市場から高く評価されています。三島市佐野地区とその近郊で採れた甘藷は、かつて市場で最高価格で取引されたほどです。10月~1月に出荷される紅あずまは、ほくほくとした食感と上品な甘みが特長で、12月~3月に出荷される紅はるかは、甘味が強く、しっとり・ねっとりとした食感が特長です。
|
富士山麓さつまいも富士宮地区では、サツマイモの産地を目指して平成30年にJAさつまいも部会を立ち上げました。主力品種は「紅はるか」。甘味が強く、干し芋、焼き芋、蒸し芋などどんな調理にもあいます。甘味が強い割に後味はスッキリしています。冬場の干し芋は、富士宮地区でも風物詩となっており、部会員は乾燥機なども導入し、衛生的な環境下で甘い干し芋を生産しています。 |
長泉大和芋長泉町産の大和芋は、身がよく締まり、もっちりとした粘りの強さと豊かな風味が特長の長芋です。味の良さや料理バリエーションの広さから贈答用としても人気があります。 |
すそのやまといも土質で水分を含む肥沃な土壌を活かして栽培しています。裾野市産のやまといもは、粘りの強さが自慢です。栄養満点な野菜です。 |
大中寺いも沼津市名産の伝統野菜である大中寺いもは、愛鷹山麓で昔から栽培されているサトイモです。赤ん坊の頭ほどの大きさがあり、こくのある、おだやかな味が特長です。皇室にその味わいを好まれ、大中寺の里芋という意味で「大中寺いも」と呼ばれるようになりました。 |
根原大根・田中山のダイコン標高約1000メートルにある朝霧高原の富士宮市根原地区では、冷涼な気候を利用して大根を栽培。根原大根のブランド名で8月から9月にかけて出荷されます。火山灰土で耕作層が深い畑で育てられた根原大根は、白くまっすぐでみずみずしさが特徴です。サラダや煮物にも適しています。伊豆の国市の田中山地区の春ダイコンは、みずみずしくて甘みがありシャリ感と歯応えが特長で、「エコファーマー」の認定者が生産しています。冬は干しダイコンが名産で、昔ながらの手作業で作ったたくあんは独特の歯ざわりと甘みが特長の「田中山たくあん」というブランドで人気商品です。 |
村山ニンジン品種名を「国分鮮紅大長人参」といい、富士宮市村山地区で盛んに栽培されていたことから「村山ニンジン」と呼ばれています。ニンジンは品種名の通り、鮮やかな紅色で大きいものは1メートルほどの大きさまで生長します。農家の高齢化などにより生産量が減っていましたが、平成24年から「復活栽培プロジェクト」が始まり、地域ぐるみで取り組んでいます。 |
富士の祝菜 桃富士 雪富士富士市の特産品づくりを目指して平成30年から田子浦地区で栽培している紅白カブ「桃富士」と「雪富士」です。現在は大淵地区でも作られています。「桃富士」は淡い赤い色の皮にピンク色の果肉、「雪富士」は雪のように白く、両カブとも手で皮を剥くことができる珍しいカブです。食感は柔らかく、果物のような甘味があり、サラダとして生で利用すると消化酵素などの栄養素を無駄なく摂取できます。 |