葉茎菜
水かけ菜御殿場市・小山町は、富士山と箱根の山々からの湧水が豊富で、年間を通して13~14度と安定した水温を保っています。主にもち米の収穫が終わった水田に高畝を作り、湧水を流して保温し栽培する伝統野菜「水かけ菜」は、早春にしか味わえない御殿場・小山地域の特産物として多くの方々に親しまれています。この地域では、「水を流す」ことを「水をかける」ということから、「水かけ菜」と呼ばれるようになりました。
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白糸の水かけ菜富士山の湧き水が滝となって流れる世界遺産「白糸の滝」のある富士宮市白糸地区は、冷涼な風土と湧き水を利用して、水かけ菜を生産しています。水かけ菜はアブラナ科の植物。寒さに当てながらも、水温14℃の湧き水で保温しながら水田で育てられます。立春前後に収穫されるので、地元では「春を呼ぶ菜」と呼ばれています。収穫された水かけ菜は、沖縄産の天然塩で漬け物に加工され、ファーマーズマーケット「う宮~な」などで販売されます。 |
箱根西麓三島野菜 レタスみずみずしくシャキシャキとした食感と、しっかりした甘味を味わえます。土づくりにこだわっており、緑肥や堆肥などの有機質肥料をふんだんに使います。安全・安心な栽培に努め、野菜本来のうまみを引き出します。三島レタスと箱根レタスは箱根西麓三島野菜に認定されています。
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富士のカリフラワー「富士の箱入り娘」富士市におけるカリフラワー栽培の歴史は古く昭和27年頃から始まりました。当時は水稲の裏作として栽培していたことを機に、中山間地で栽培が盛んなお茶の複合作物として大淵地区でも栽培され始めました。標高差を生かして長期にわたって品質の良いカリフラワーの収穫が可能です。純白系にそろえ、重量感のある良質な花蕾が特長で、コクと甘みがあり、サラダやシチュー、フライなどに最適です。県内有数のカリフラワーの産地、富士市自慢の逸品です。
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沼津ねがた白ねぎ沼津ねがた白ねぎは、茶農家の新たな取り組みとして栽培しており、まるで茶の緑が乗り移ったかのような鮮やかな緑色が特長です。愛鷹山麓の広大な大地でまっすぐに育ち、口の中に広がる甘さと歯ごたえが特長です。静岡県のGAPである「しずおか農林水産物認証」を取得しています。 |
長泉白ねぎ肥沃な土壌の中でじっくりと育った長泉の白ねぎは、軟白部の締まりがよく、きめの細かい滑らかな肌が特長で、香りと甘みが凝縮されています。収穫後も品質が落ちにくいことが自慢です。 |
伊豆太陽野ぶき南伊豆町で野ぶきの栽培が始まったのは1980年代。水田の転作作物して栽培が拡大しました。昔から伊豆地域に自生していた香りの高い野ぶきを選抜し、高品質化を進めてきました。鮮やかな緑の葉をもち、茎内部も身が詰まっていて、歯ごたえがしっかりしています。豊かな香りと味わい、圧倒的な美しさが魅力です。 |
プチヴェールプチヴェール®は、「ケール」と「芽キャベツ」を掛け合わせて作られた世界初の結球しない芽キャベツです。栄養価が非常に高く、カルシウム、カロテン、鉄分等が豊富に含まれています。※「プチヴェール」は、(株)増田採種場の登録商標です。 |
すそのモロヘイヤ野菜の王様モロヘイヤの原産地はエジプトでクレオパトラが愛した野菜といわれており、裾野市では平成4年から栽培されています。青々とした葉は柔らかくて食べやすく、カロテン、ビタミン、カルシウム等が豊富に含まれています。 |
富士宮のキャベツ水稲の転作として栽培されたのをきっかけに生産量が増え、現在では富士宮地区の主要農産物となっています。B級グルメ富士宮やきそばの具材としても親しまれています。また、加工用キャベツの生産にも取り組んでいます。生産にはスマート農法を導入し、栽培データを蓄積して分析しています。分析結果を栽培に生かすことで、みずみずしく商品価値の高いキャベツを出荷しています。 |
三島七草静岡県三島市、箱根連山の西南地域で生産されるJAふじ伊豆のブランド「箱根西麓三島野菜」のひとつ三島七草。富士山の雪解け水や火山灰土、気候条件に恵まれた土地で種作りから収穫までを一貫して行っており、現在では2軒の農家だけが生産する貴重な一品です。
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